新築住宅と比較すると情報の少ないリノベーション工事についてご紹介します。

水廻りのリフォームや部屋の模様替え等の広告は少なくありませんが、パッシブハウス化するような断熱工事や大幅な間取りの変更、自然素材の設え等のリノベーションの情報は見つけるのに苦労します。

リノベーション工事へのご要望は、

①暖かく（涼しく）したい　②自然素材に変えたい　③二世帯住宅にしたい　④間取りを変えたい　⑤増築（減築）したい等、です。

工事の前には、新築同様の打合せと物件の調査を行います。

断熱強化の工事では、窓の交換とセットになることが多く、断熱材も新しいものに変えることが多いです。外部の工事だけで済むような工法もございます。自然素材に変える工事では壁を漆喰に、床を無垢材に変えていきます。間取りの変更を伴うことが多いので、内部は骨組みだけを残して解体し、新しい間取りに対応させる柱や梁の設置を行います。これは建物によってできる場合と出来ない場合があり事前の調査で確認します。

また解体途中で既存建物の不具合を発見する場合があります。腐りや蟻害、クラック等状況に合わせて修理します。費用的には、構造体だけ残してフルリノベーションした場合は、一般的な新築住宅同様に掛かりますので、メリットを感じにくいのですが、高い断熱性能や自然素材の使用が実現できるところは単なる改修工事との違いになっています。