モデルハウス

パッシブハウスは、1991年にドイツのパッシブハウス研究所が開発した省エネ住宅の設計手法です。
「究極のエコ住宅」と称されることもありますが、冷暖房機器のような設備に頼るのではなく、
家自体の性能を高めて「健康になれる省エネ」を目指しています。
季節外れの暖かい日が続き、カーテンを開けて日ざしをたっぷり入れた寝室の気温は、なんと27℃に!!夜になっても24℃はありがたい☆
ふとお風呂上がりの子どもの顔を見ると、汗がにじんでいました。
さて、家が暖かいことは、とてもありがたいことなのですが、ちょっと困ったことも。ある日、パン屋さんでどのくらいパンが日持ちするか確認しました。
「最近涼しくなってきたから明後日くらいまでは大丈夫。」と、言われた時「あれ?我が家涼しくないぞ!!?」実家だったら大丈夫だろうな~・・と思い、そのパンはなんとなく諦めました。
そして、夏場はよかった野菜問題。(今となっては夏場もよかったのかな?!!と思うけれど)実家でとれる大量のみかん、さつま芋、冬野菜、たくさん狩ってきたりんご、などなど、どこに保管したらよいのか?一般的には?みかんなんて実の涼しいところに置いておけば日持ちするから〜と、言うけれど、家中どこを探しても20℃以下の場所すらない。寒がりの私にはとてもありがたいけど、冷蔵庫の野菜室は上段りんごに占領され、気休め程度に玄関スペースに芋やみかんを置いているけれど・・・これから届くであろう冬野菜たちの保管場所を、早々に確保しなければと考えています。ちなみに長ねぎは、もらってすぐに畑へ植えて保管しています♪
太陽光や風を最大限に利用する設計により、高い快適性とエコロジーを実現します。自然の通風を利用することで、湿気やカビを防ぎ、住宅の構造も守ります。
建物全体で高断熱・高気密性を保持しており、エアコンや床暖房に頼らずに快適な室温を保ちます。これにより温度変化が少なく、安定した住環境を提供します。
パッシブハウスは軒やひさしを活用して強い日差しを遮る工夫がなされています。カーテンやブラインドだけでは夏の日差しを防ぎきれず、室温上昇の要因にもなりますが、パッシブハウスの設計により、自然エネルギーを上手に活用して快適な室内環境を作り出しています。
パッシブハウスは、熱を蓄える蓄熱性があることも特徴です。夏は蓄熱材で室温上昇を防ぎ、冬は太陽光を蓄えて気温低下時に放熱するなど、快適な温度調整が可能です。結果として、冷暖房器具の稼働時間を減らすことができ、省エネにもつながります。
パッシブハウスの基準は非常に厳しく、次のようなものがあります。
住宅におけるエネルギー消費には、冷暖房設備、換気設備、
給湯設備、照明設備による消費が含まれます。
地域による基準差もありますが、
例として、東京では年間47.9kWh/m²とされています。
建築コストや工期の長さがデメリットとして挙げられますが、長期的な視点から見れば大きなメリットも得られる住宅設計手法です。
基準をクリアすることは挑戦ですが、その分高性能で快適な住宅が得られます。じっくりとした家づくりのプロセスを楽しみたい方や、環境に配慮した住宅に興味を持つ方にはおすすめです。
このようにパッシブハウスは、住宅の機能そのものを高め、自然エネルギーを最大限活用することで、持続可能な住環境を実現します。
大和屋 森の家では、このパッシブハウスのメリットを活かした住まいづくりを進めており、ぜひ皆さまにその魅力を体験していただきたいと考えています。