コラム『オフグリッド住宅とは』
こんにちは^^展示場スタッフの井原です。
もう既にGWに入られている方もいるかと思います♪
連日ニュースでは、大阪・関西万博の賑わう映像が放送されていますね!
長蛇の列で待ち時間も長いので、暑さのせいで熱中症の心配もあるようです🌞💦
皆さんも体調に気を付けながら楽しいGWをお過ごしください^^
〝オフグリッド住宅とは、公共のインフラ(電力・水道・ガスなど)に依存せず、自給自足で生活する住宅のことです。再生可能エネルギーや独自の水処理システムを活用し、環境負荷を抑えながら自立した生活を目指します。“
物価高の昨今、エネルギーや食料、生活必需品に至るまで様々なものが値上がりしています。
今後のことを考えると、エネルギーや食料がある程度、自給自足できるようにして安心して暮らしたいと考えます。
森の家のお施主様も太陽光発電(以下PV)の設置はもとより、蓄電池やV2Hの設置も増えてきました。特に今年はGX志向型住宅の補助金が上限160万円になることで、蓄電池の設置が増えてくることが予想されます。
では、エネルギーの自給自足の方法をご紹介いたします。
- 自家発電システムの導入
・ソーラーパネル(太陽光発電)などを用いて電力を得るのが一般的です。
・発電システムから得た電力を蓄電池に充電し、天候が悪い日や夜間でも電力が使えるようにします。エコキュートの湯沸かしもPVで発電する時間帯に設定することが有効になります。 - 省エネ・省資源設計
・断熱や気密に優れたパッシブハウスは代表的な家になります。 ・冷暖房効率を高めエネルギーを消費しない家は将来に向けて確実に計算できる投資と言えます。また太陽熱利用(ソーラー温水器)や薪ストーブなどを導入し、エネルギーコストを削減する工夫も有効です。
オフグリッド住宅のメリット
①環境負荷低減: 化石燃料依存度が低下します。
②自立性: 災害時でも安定した生活が可能。
③長期的なコスト削減: 光熱費の心配が少なくなります。
良いことが多いオフグリッド住宅ですが、まだ一般的ではありません。
課題は
①高額な初期費用: 太陽光パネルや蓄電池の導入コスト。
②メンテナンス: 定期的にメンテナンス費用が発生します。
③ライフスタイルの変化: 節電の意識は必要になります。
昔、竈(かまど)で調理をして、薪で風呂を焚き、囲炉裏で暖を取っていた時代はオフグリッドに近かった生活です。今は便利で快適な生活水準を下げることなく、オフグリッドを達成すること目指します。
とはいえ完全なオフグリッドを目指すにはまだ勇気と覚悟が必要ですので、マイルドオフグリッド住宅をお勧めします。
普段の生活では、電気等のエネルギーは自給できる状態にしておいて、天候が悪い日が続くときや、ちょっと足らなくなったときは、電力会社から電気を購入するスタイルが現実的と考えます。
マイルドオフグリッド住宅の仕様としては、建物はパッシブハウスレベル(UA値0.23位)、PVは8kw前後+蓄電池10kwh位がGX補助金を合わせて考えると資金の回収が10年~15年位でできると予想しますのでお勧めできます。
まとめ
オフグリッド住宅は、環境配慮と自立性を追求するライフスタイルの象徴です。テクノロジーの進歩により、快適性を保ちつつ実現可能になりましたが、設計初期での入念な調査とサスティナブルな設計が不可欠です。GX補助金の活用は、脱炭素社会への第一歩として注目されています。
(井野口)


