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2020/05/30
漆喰について
森の家の標準仕様として使われている漆喰。
新型コロナウイルスの流行に伴って、漆喰がウイルスの不活性に効果があるのかという問い合わせが増えてきました。
漆喰は、石灰石を焼いた「生石灰」に水を加え「消石灰」にしたものに繊維質を加えた物になります。水が乾燥していく過程で空気中の二酸化炭素を吸収し、長い年月をかけて元の石灰石に近づいていきます。
石灰は畑などで酸性土壌を改善するために撒かれているように強いアルカリ性の性質です。
大阪大学の微生物研究所が行った鳥インフルエンザウイルスが30分で99.9%不活性化した漆喰の話は知る人ぞ知るところです。この研究を基として新型コロナウイルスにも有効なのでは?という話をWEB上で見た方から問合せがあるようです。
ハッキリしていることはアルカリ性の性質であることです。
他の特徴は火気使用の部屋にも使える不燃材であること。経年変化で劣化よりも味わいが出てくる自然素材であること。DIYでも補修が出来ることなどがあげられます。
良く特徴としてあげられている調湿効果や消臭効果は無いことはありませんが、下地の上に薄く塗っている現在の施工方法ではその効果は限定的で、むしろ同じ家で使用されている無垢の木の効果の方が、高いことがわかっています(当社調べ)
個人的には10年~20年後でも劣化しないように思えるところがおすすめです。