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2010/04/23
職人技
こんにちは。
現場監督の小山内です。
今日はオーナー様のお宅の建具調整をしてきました。
『和室にある雪見障子を上にあげたら、固定されずに下に降りてきてしまう』
との事でしたので、建具の職人さんにみてもらいました。
障子を取り外してみると、
側面に取付けられているバネの力が弱く、
平らになっている事が原因と分かりました。
障子はバネの力で押しつけられて
固定しているので、バネの力加減が
とても重要になります。
職人さんはペンチ等を巧みに使い、平らになったバネに丸みを持たせ、微調整を繰り返し行いました。
バネの部分を良く見てみると、 一箇所は釘で留められていますが、 反対側はなにも留められていません。 何故かというと、両方とも釘で留めてしまうと バネの力の逃げ道がなくなり、 障子がはめ込めない・はめ込めたとしても 動かせない等が起こってしまうからです。 見えない部分に、このような工夫が 施されているのです。 障子は職人さんの微調整により、しっかりと固定されながらも、 上げ下げしやすい仕上がりになりました。
やはり職人さんの技はすごいですね。 今日は職人さんの技に感謝の日でした。
あとがき
私は視力が弱いので、文字を見やすくするために 前回のブログから文字を大きくしました。 パソコンは文字が小さいので少し苦手です。。。