鬱陶しい→がんばれ
こんにちは、設計担当の小林です。
梅雨も明け、暑い日が続くようになりましたね。
暑い夏の代名詞とでも言いましょうか、セミの鳴き声があります。セミが嫌いという方もいらっしゃるでしょうが・・・。
さて、先日我が家の庭でセミの幼虫を見ました。ピンボケですが・・・。
幼虫からちょうど成虫になるところでした。私はその様子を一度も見たことが無く、とても興味を持ちビデオカメラをセット。観察しました。皆さんは見たことありますか?
幼虫の殻を破って成虫になります。成虫になるのは夜暗い間だそうです、なぜかというと、幼虫から成虫になるときは完全に無防備になるので、天敵の休んでいる夜中に羽を伸ばし、明るくなったらすぐに飛び立てるようにする為だそうです。写真は途中のものですが、その生命の躍動がとても新鮮に見えました。
セミは地中で生活する期間が長く、3年とも7年とも言います。そして地表に現れてからは1週間~1ヶ月の命。人間で言えば70歳までは土の中です。70歳になってようやく(文字通り)陽の目を浴び、その鳴き声で思いっきり自己表現をします。そしてすぐに燃え尽きるんです。
・・・感慨深いものがありますね。
人の命も限りあるもの、それは長い歴史の中ではほんのわずかな時間です。そのわずかな時間で精一杯自分を表現できたらなと思います。
今までは少し鬱陶しかったセミの鳴き声。これからは心の中で「がんばれ!」を言いたいと思うこの頃でした。