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1824年創業。
木と共に、人と共に。
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Passive Houseとは
Passive Houseとは
パッシブハウス認定要件
「冷暖房負荷が各15kWh/m2以下であること」「気密性能として50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下であること」「一次エネルギー消費量(家電も含む)が120kWh/m2以下であること」
①断熱
冬に暖かい家は断熱をしっかり入れなければなりません。埼玉県熊谷市で、例えばグラスウールを使用した場合300㎜位の厚さが必要になると考えられます。
実際には、室内温度を20℃に設定して、外気温度は建築地に近い場所の気象データを使用し、日射取得量や内部発熱量を差し引いて、必要となる暖房負荷を計算します。
また断熱材の組み合わせを行う場合には、WUFI により非定常計算をして壁内結露が起こらないことを確認します。
木質系断熱材
②気密
大和屋の隙間相当面積の社内基準は0.5cm/㎡以下としています。パッシブハウス建築においては50Paの加圧時の漏気回数が0.6回以下としています。全棟気密測定を実施、実測値はブログなどで最新データを更新しております。
2021~2022年 気密測定結果
③熱橋をなくす
熱が簡単に通り抜けるところを熱橋と言います。熱の橋です。実は家には熱橋がたくさんあって、多くの熱が逃げてしまっているのですが、外断熱ですっぽり家全体を包み込むようにすることで熱橋を作らなうよう対策しています。
④窓
窓はその性能と配置場所が重要です。
樹脂や木製のサッシを使い、トリプルガラスを基本として、採光を伴う日射取得量を第一に、通風や隣家との関係など検討し設計しています。
軒により日射を遮蔽、外付けブラインドを使用して日射を遮蔽している
窓から日射を取り入れ家の中を太陽の熱で暖めている。
外付けブラインドは、道路からの視線を除けるために使用し、スラット(羽)は陽を取り入れている。
この家の窓からの年間の日射取得量は3288kwhになり、自然エネルギーの活用量となります。
⑤日射遮蔽
夏の冷房負荷を軽減するために、窓からの直射日光を無くすようにします。
その為に出来る範囲で最適な方位に向けた家の配置を提案し、夏の日差しが窓からはいてこないよう軒や庇を設計することを優先し、それでも除けられない日差しは外付けブラインドやシェードを用いて、外部で日除けを提案します。
冬と夏の太陽の高度差を利用し、軒や庇で夏の日射を除ける。
軒や庇で日差しを除けられない時間や方位はブラインドやシェードを活用することも効果的。
⑥換気
断熱、気密、高性能窓を設置した家では、換気による熱の損失の比率が大きくなってきます。そのため熱交換型の換気システムが必須になります。
ダクトを使用するタイプの換気ではダクトのルートがとても重要で給気側のダクトは最短かつ温度差の無い場所に設置することで管内の結露を防ぎます。温度差がある場所に設置すると結露が起こり、埃が付着しやすくなるためです。
⑦コストバランス
パッシブハウスは自然のエネルギーを活用することで、暖房や冷房のランニングコストを軽減することが出来ます。
120㎡の家で次世代省エネクラスの家(普通の家)とパッシブハウスを比較すると年間で13500kwhの熱の損失を削減する結果になります。電気代を30円/kwhとして実質的なCOP3のエアコンを使用した場合、年間135,000円の差が発生します。
パッシブハウスの建築費用は普通の家よりコストがかかりますが、冷暖房のランニングコストを加味するとおよそ35年で次世代省エネ基準住宅と同じにコストになります。
下のグラフは冷暖房に使用する電気代でエアコンを使用した場合の比較です。
黄色がパッシブハウス、濃い青が次世代省エネ基準の家です。
ちなみに緑は暖房負荷を40kwh/㎡以下に抑えた家、水色は同じく60kwh/㎡以下に抑えた家です。(当社比)
⑧小屋裏エアコン 床下エアコン
パッシブハウスの課題として個室の冷房があげられます。
暖気は、比較的個室にも回るのですが、冷気は個室への供給方法を検討する必要性を感じています。
これを解消するために各個室に1台のエアコンからの冷気を供給することに配慮しています。
一方、暖房は足の裏が直接触れる床が暖かいとより快適感が高まる為、床下に暖房用エアコンを設置するケースが増えています。
⑩パッシブハウスに住むということ
パッシブハウスに住んで最初に感じることは、その快適さです。
暑い夏は、洞窟の中にいるような風を感じない涼しさ。寒い冬は暖房を使用しない時間の方が長く、使用しているときも弱運転で過ごすことができます。冷暖房に使用されるエネルギーも少なく、地球環境に与える負荷も最小限に留めることが出来ます。
温度差の少ない快適な家の暮らしは、体へのストレスが少なく健康との関係も深いといわれています。(⇒健康のページへ)
人と環境にやさしい家は、壁内結露の心配が無く耐久性も優れています。
建築時に最小のエネルギーで過ごせる家は、20年、30年後も使用するエネルギーは少ないまま保たれ、快適性も維持され、その後も永く住み続けられる家になります。
今を考え、未来を想う。
今まで日本の住宅の耐久年数は30年余りといわれてきました。
これは欧米の住まいと比較するととても短い年数です。
でも、パッシブハウスをはじめとする高性能の家が普及してきたこれからは、住まいの耐久性もきっと永くなるはずです。
⑪創業200年を迎える大和屋
大和屋は1824年に材木屋として創業しました
その歴史の中で、木を取り扱う仕事に取り組んでまいりました
木のぬくもりを通して、人々を⼼豊かにしたい
「ほんもの」を追い求め、私たちは日々挑戦し続けます
すべてはお客様のために
大和屋株式会社
〒360-0018 埼玉県熊谷市中央3-2
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