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  • 2013年2月20日(水)

我が家のストーブ

こんにちは、設計の小林です。

突然ですが我が家には煙突式の灯油ストーブがあります。

20130220ko1.jpg 

これ一台で家全体を賄おうと、雪国仕様の本格派です。

こちらのストーブ、出力は大きいのですが、やはり灯油をたくさん使います。

しかしこれは家の外皮性能に起因するものですのでどうしようもありません。

次に新築する際には、もっと高性能な住宅を建てたいと思います。

もう一つ、最近すぐに故障します(笑)

灯油の質にもよるのでしょうか、煤が溜まって灯油を詰まらせます。

本体を開けて掃除をしてやると、元気に動き出します。

構造がシンプルなのでメンテナンスは非常に楽、

説明書に「2週間に一度はメンテナンスを」とありますが、

素人の私でも簡単にメンテナンスできてしまいます。

故障してもすぐにメンテナンスできるというのは、

「手がかかる子」という感じで、個人的にはこのストーブには

非常に愛着を持っています。完全に壊れるまで使いたいです。

さて、上の写真、ストーブの後方ですがレンガが積んであるのが

お分かりいただけると思います。

レンガは熱容量が高いので、ストーブの熱をたくさん蓄えてくれます。

下の写真は、ストーブ消火後の様子です。

20130220ko3.jpg

サーモグラフィーの画像ですが、オレンジ色の楕円で囲まれた所に

温度が表示されています。

レンガ部分で33.4℃、脇の窓部分で18.3℃です。

この時の室温は約21℃でしたが、

レンガと窓で約15℃の温度差がありました。

煙突部分からの輻射熱もありますが、

これだけ熱を蓄えてくれると、消火後もしばらくは温かいです。

朝、このレンガは21℃程度あります。

消火後はどうしても室温は下がる傾向ですが、

このレンガがその傾きを少しでも和らげてくれているのかなと思っています。

住宅を建てる際には、断熱、気密はもちろんですが、

蓄熱という考え方も快適な住環境には必要になります。

このレンガが劇的に住環境を良くしてくれているとは考えづらいですが、

もっと手軽に蓄熱性能のあるものを多用することで

(もちろん付随する諸々の問題もあると思いますが)

一層良好な住まいづくりができるのではないかと思います。

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