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  • 2012年2月16日(木)

北欧その35

こんばんは、設計の小林です。

今日の一枚はこれです。
20120216ko.jpg

これは2002年にコペンハーゲンで開かれた展示会で
撮影したものです。

オーニングといい、窓の外に取付け夏場窓から入り込む日射を
カットするものです。

今では森の家の北欧展示場にも取り付けられていて
結構メジャーなものかもしれませんが、
当時は日本でもおしゃれなカフェなどで見る程度のものでしたが
この展示会では住宅用として展示されていました。

日射遮蔽の方法として
南側は軒を深くすることで夏場の日差しをカットすることができますが、
東側、西側はかなりの長さを軒として伸ばさないと
十分な日射遮蔽措置とは言えません。

それと建物が真南を向いていない場合がほとんどですが
その場合、意外と北側からの日射も無視できない状況もあります。

北側に関しては、大きな窓を造らないなどの工夫で回避するとして、
東面と西面は、オーニングなどの日射遮蔽物を設けることが
有効かもしれません。

日本では昔から「すだれ」や「よしず」を使って
上手に日射をさえぎる工夫がなされていますが、
使わない時期の保管場所など、考えどころも多いです。
私がプランする際には、もちろん日当たり、日射のことは
考慮しながらプランしていますが、
住み方の工夫で、快適な森の家をより快適に過ごすことも可能になってきます。

我が家でも、今年の夏は節電のために
東の窓にいずれかの日射遮蔽措置をしようかなと
考えています。

と、色々述べましたが、こんなことを10年以上前から
ヨーロッパでは一般的に住宅の考えに取り込まれていると思うと
日本の住宅もまだまだだなと感じてしまうこともしばしばあるわけです。

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