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  • 2009年12月16日(水)

ドイツその22

こんにちは、設計の小林です。

今回は住宅の話とは少し違いますが・・・

2009-01-16_23.36.18.JPG



























フランクフルト中央駅の前から撮りました。手前には少し古さを帯びた建物、奥にはなにやら高層ビルと楕円形のようなビルが並んでいます。

この写真を撮ったときに何か違和感が。

それは「駅の近くより遠くにあるビルが新しい」と言うことです。

日本では、東京ですとか、熊谷もそうですが駅の近くに商業、ビジネスの中心が来ます。なので開発などが進んで駅周辺には割と目新しい建物が建ちますが、フランクフルトはそうではないのです。なぜでしょう?

答えは、旧市街地の景観を維持していくような決まりがあるのです。

ミュンヘンなども、メインストリートにはい建物が並んでいます。正確に言うと「メインストリート側の壁が古い建物」です。建物が古くなって建て替えが必要になったときに、道路から良く見える部分の壁はそのまま残し、内側にはしっかりとした新しい工法で建物が建てられるのです。

こうした工夫で、ドイツの街並みは古き良きままに引き継がれていくのです。
国の景観を愛してこそできる業ですね。

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