新着情報

news

  • 2009年7月29日(水)

「神々は細部に宿る・・・」

こんにちは。ホームアドバイザーの川田です。

「神々は細部に宿る」という言葉があります。これはドイツの建築家ミース・ファンデルローエの

言葉とされております。全体に対する小さな部分こそ大切にする。こんなことではないでしょうか。

私 大の映画ファンですが、これと同じような事を、我が尊敬する「黒澤明」監督が言っていました。

大きな場面・・・(例えば合戦のようなシーン)は、割とさらっと撮影して、劇場の大きな画面でみると

映っているかどうかわからないような、細かな部分こそ丁寧に撮影する。

映画「乱」で、画面では2秒位しか映らない「窓越しの空」のシーンに

雲の形が気に入らないと、一週間も待ち続けて撮影した。こんなエピソードもあるようです。

こんな監督と一緒に仕事をしているスタッフは、監督の細部までこだわる心意気に感じ

スタッフ全員緊張感を持ち、一瞬たりとも手抜きをせず、とてもいい仕事をするそうです。

映画「赤ひげ」では、画面に映し出される主人公たち3人の医者が、薬を作るシーンがありますが

主人公たちの、後ろにある何十個もある薬箱の中は、すべて本物の薬を入れて撮影したそうです。

何回も映画を見ましたが、その薬箱をあけるシーンは、ついに一度も出てきませんでした。

監督はそのことは一切知らずに撮影したそうですが、監督も監督なら、スタッフもスタッフです。

良いものを作ろうとする人たちは、細部に拘ります。

各務ひとみさん作品.jpg

 

今日くまがや館でガラス作家の

各務(かがみ)ひとみさんの

作品展を見てきました。

とても美しい作品の数々でした。

お話を伺ったところ近頃は

住宅の空間に、このガラス作品を

組み込む方が多いそうです。

「輝きのある空間」を演出するために     

施主様からの依頼で、我が家を飾るそうです。

今までの作品の中には、

10センチ角の作品がドアーに組み込まれたり

表札に、新婚旅行の思い出を造りこんで飾ったり

世界に一つしかないオリジナル作品です。

小さなものでも、そんなものがある家

おそらくそんな細部に

「神々が宿る」のではないでしょうか。

新着情報一覧

  • Follow Me
  • instagram
  • facebook