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  • 2024年11月4日(月)
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コラム『PassivHausについて』

こんにちは^^展示場スタッフの井原です。

11月に入り、更に空気が冷たくなってきた様な感じがしています。

日中は日差しがあれば暖かいですが、風が冷えますね。

紅葉の季節ですが皆さんはどこかに行かれましたか?

ニュースでいろは坂の大渋滞の映像を見ましたが毎年凄いですね💦

長い時間待ってみる絶景は、また更に美しく感じるのだろうなと思いました^^

 

 

さて、本日はふれあい通信10月号よりコラム『PassivHausについて』をお届けします。

 

Q. パッシブハウスの発足はいつでしょうか

A. パッシブハウス研究所(PHI)は、1996年にヴォルフガング・ファイスト博士によって設立された研究機関であり、最初のプロジェクトはヨーロッパで初めての居住型集合住宅でした。10kWh/(m²年)未満の暖房エネルギー消費を達成しています。

 

Q. パッシブハウス(基準)を設定した意味は?

A. 25 Years Passive House – ヴォルフガング・ファイスト博士へのインタビューで博士は、他の専門家たちがパッシブハウスは決して機能しないと言っている中、ヴォルフガング・ファイストはひるむことなく、「家をよりエネルギー効率の高いものにすることができるということは、すぐに明らかになりました」と述べています。建築費用と生活で使用するランニングコストを比較して、快適に暮らすことを条件にして設定した数値基準が最もコスパに優れているという意味です。

 日本では、パッシブハウスジャパンが2010年に森みわさんによって設立されましたが、その当時はまだ快適に暮らすことが贅沢と考える人も少なくなかった時代で、パッシブハウスはとても高価な家に感じられていました。 パッシブハウスに重要な部材の窓、断熱材、換気部材が高価だったのです。しかしここ数年の建築資材価格の高騰で、断熱や窓などの価格割合が減少し、一般の高性能住宅との価格差が相対的に少なくなってきました。結果として日本でもコスパを意識してパッシブハウスを選択することのメリットが増えています。

 

Q.パッシブハウスってどんな家?

A. パッシブハウスは単なる低エネルギーの建物ではありません。パッシブハウスは、一般的な既に建っている家と比較して最大90%、平均的な新築と比較して75%以上の暖房および冷房関連のエネルギー節約を可能にします。

 パッシブハウスは、1㎡の居住空間を1年間暖房するために使用する石油は1.5リットル未満、ガスは1.5m3未満で、一般的な「低エネルギー」ビルよりも大幅に少なくなり、30坪の家では灯油タンク8缶位になります。仕組みとしては、太陽、内部の熱源、熱回収を効率的に利用し、最も寒い冬でも従来の暖房システムを要らなくしてしまいます。夏には、積極的な日除けとわずかなエアコン冷房で快適に過ごすことが出来ます。

 パッシブハウスは、内部表面温度は、今年のような極端な表面温度に直面しても、室内の気温とほとんど変わりません。トリプルガラスの窓と、断熱性の高い屋根と床・基礎、断熱性の高い外壁からなる建物は、家の中で望ましい涼しさを保ちます。換気システムは、常に新鮮な空気を供給し、優れた空気品質を実現します。高効率の熱回収ユニットにより、排気に含まれる熱を再利用しています。

 

まとめ

 工場から排出されるCO2は、およそ36%、家庭からの排出はおよそ14%と言われています。建築分野はというと、建設時に排出するCO2は10%ですが、出来上がった建物の運用時を考えると、全体の40%を占めると考えられています。

 パッシブハウスは、ドイツ発祥の省エネルギー住宅の画期的な考え方のひとつです。高気密高断熱住宅の、経済性を追求することで、建設コストと運転中の冷暖房費の和を最小限に抑えようと編み出された手法なのです。

 

                                                (井野口)

 

パッシブハウス研究所 パッシブハウス ドイツ 高気密高断熱

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