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  • 2024年7月30日(火)
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コラム『高断熱住宅の夏は暑い?夏場でも快適に暮らすには?』

こんにちは^^展示場スタッフの井原です。

2024パリオリンピックが開幕しましたね!!

日本人選手のメダル獲得、すごいですね✨それぞれの種目でドラマがあり、感動あり・・涙が止まりませんね💦

今までの血のにじむ様な練習、苦労もうかがえてより心を打たれます。

各国の選手の皆さん、最後までフルパワーで頑張ってください!!

応援での興奮で、寝不足の方も多いかもしれませんので体調にはくれぐれもお気を付けください^^

 

 

さて、本日はふれあい通信7月号よりコラム『高断熱住宅の夏は暑い?夏場でも快適に暮らすには?』をお届けします。

 

高断熱住宅の夏の快適性

 高断熱住宅は、天井や壁、基礎部分に断熱材を入れたり、断熱性の高い窓を取り入れたりすることで、外気の温度の影響を受けにくくしています。エアコンで調整した快適な室温を保ちやすく、冬は室内を暖かく、夏は涼しく保つ効果が期待できます。

 しかし、夏に暑さを感じることがあります。高断熱住宅における、夏に起こりえる暑さの原因についてご説明します。

 

夏は暑くなる可能性がある

 高断熱住宅であっても、窓から日光を入れてしまった場合の熱や、家電などから発せられる内部発熱によって、室内の温度が上がることがあります。何らかの原因で室内の温度が上がった場合、家の中に熱がこもり、暑くなってしまうケースがあります。

  これは断熱性が高いがゆえに、熱が外に逃げにくい側面があります。一度室内の温度を下げることができれば、下げた快適な温度を保ちやすくなります。

 

立地条件によって快適性は異なる

 住宅が建っている場所や方角、周辺環境などの立地条件によって、室内の快適性が左右されます。つまり、たとえ住宅自体の断熱性の高さは同等であっても、立地条件次第では暑さを感じやすくなることもあります。

 高断熱住宅の室内の温度が上がる原因には、窓から入ってくる日射の熱があります。日中は窓から日が差し込むことが少ないものの、夕方の西日は窓から入りやすく、その結果室内の温度を上げてしまいうのです。

 とくに夏は、西日が当たる時間が長くなります。住宅に設置する窓の方角や、住宅の周辺に西日を遮ってくれるような建物があるかなども考慮して、すまいの設計する必要があります。

 

高断熱住宅で夏場でも快適に暮らすには

 快適に過ごせるイメージのある高断熱住宅であっても、場合によっては夏場に暑くなることがわかりました。適切な対策によって、夏場に暑いと感じることのある高断熱住宅も快適に過ごせるようになります。対策方法をご紹介します。

 

気密性にも優れた家を建てる

 気密性の高い住宅とは、窓枠と壁の間、床と壁の間など、家のさまざまな場所に隙間が少ない住宅のことです。隙間が少なければ、外気が室内に入りにくく、室内の空気が外に逃げにくくなります。なぜ気密性を高めると、高断熱住宅を快適にすることにつながるのでしょうか。

 断熱材などによって外気温の影響を受けにくくした高断熱住宅も、住宅に隙間があると快適な空気が外へと逃げてしまいます。さらに夏場の暑い外気が隙間から室内に入り込んでしまい、暑さを感じやすくなります。断熱性を高めるだけでは、充分な断熱効果を得にくいのです。

 基本的に断熱性は、気密性とセットで考えます。高断熱・高気密な住宅は、少ないエネルギーで室内の温度を快適にしてくれて、快適な状態を保ってくれます。エアコンの効率もよくなり、光熱費(電気代)の削減にもつながります。

 住宅の気密性の高さは、気密測定をする以外に確認の方法がありません。

 

日射対策する

 高断熱住宅であっても、窓から入る日射熱によって室内の温度が上がってしまいます。断熱性能の高い窓ガラスやサッシを使用していても、日射熱を遮断することは難しいでしょう。

 一度温度が上がると熱がこもりやすいため、日射対策をして室内の温度が上がらないようにすることが大切です。住宅の建築にあたっては、周囲の敷地条件などから住宅が受ける日射を考慮し、屋根やひさしの形状や長さを決めていくことが設計のセオリーです。

 また、外につけるタイプのブラインドやシェード、すだれ、雨戸を設置するなどの方法もあります。日差しがよく入る窓の近くに植物を植えて、日陰をつくるのもよいと思います。

 日射対策の方法にはさまざまなものがあり、複数の方法を組み合わせて実施することも可能です。室外からの対策と室内からの対策に大きく分けられますが、効果が高いとされるのは室外からの対策であり、まず日射を室内に入れないことが大切です。

 

エアコンや除湿機を活用する

 外気温の影響を受けにくい高断熱住宅ですが、窓から入り込む日射熱や、家電が発する熱などで一度室内の温度が上昇してしまうと、熱がこもって暑さを感じやすくなります。そんなときは、エアコンを活用して室温を下げ、部屋の空気を涼しくするとよいでしょう。

 高断熱住宅はエアコンの効率がよく、省エネルギーで涼しくなった空気をキープしやすいのが特徴です。意見は分かれるところですが、個人的には夏の期間は、エアコンの冷房をONにしたままで良いと考えています。設定温度になればセンサーが機能して弱運転のモードになりますので使用電力も少なくて済みます。

 また適切な湿度対策をすることで、カビや結露の発生を防ぐ効果や、熱中症予防も期待できます。

 

まとめ

 室内環境を快適にしてくれる高断熱住宅ですが、場合によっては夏場に暑く感じることがあります。

 窓から入る日射熱などにより室温が上昇すると熱がこもりやすいため、室温を上げないようにする対策が必要です。室温が上がった場合はエアコンや除湿機を活用し、快適な温度や湿度に調整しましょう。

 パッシブハウスの設計では、数値によって裏付けされた断熱性能や気密性能で、高性能な住まいが実現できます。三層ガラスや樹脂サッシ、内外W断熱を採用し、断熱性を高めています。

 安定した気密性能の確保により、断熱効果を高める効果が期待できます。パッシブハウスの夏を体感されたい方は、熊谷パッシブハウス 森の家展示場までお越しください。

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                                                 (井野口)

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