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1824年創業。
木と共に、人と共に。
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森の家レポート『家鳴り』
こんにちは^^展示場スタッフの井原です。
昨日までの暑さは?と思うほどの天候の変わりようですね・・💦
これから更に雨も強まるようですので、外に出られている方、運転される方もお気を付けくださいね!
気温もまた一気に下がっていますので、こんな日はぜひあたたかいものを飲んでホッと一息されてください^^
ここ数日は冷たいものが食べたくなっていましたが、今夜はあたたかいものをいただこうかと思います。
さて、ふれあい通信6月号より森の家レポートをお届けします。
✎森の家で暮らし始めて21年が経ちました黒澤さんに、暮らしの様子や感じたことを綴っていただきました。今回は木の経年変化のお話をお届けします。
『家鳴り』
家が建ってから十年ほどは、ミシッというべきかピシッというべきか、木材どうしが軋りあうような乾いた音を時折耳にしたものだ。家鳴りと呼ばれる現象で、特段珍しくはないのだが、夜中によく鳴るということも相まって、幼い私にはどうにも不気味でならなかった。
思えばあの頃は、家だけではなくて、そこに暮らすわれわれもまた、私の進学や習い事にかんすることから、些細で他愛のないことまで、事あるごとに軋りあっていた。
家鳴りをほとんど聞かなくなって、もう十年近く経つだろうか。木材たちも新築当時の白っぽい色から、飴色へと変わりつつある。かつては互いに押し合いへし合いしていたかれらも、歳月を重ね、成熟し、それぞれの場所に落ち着いたのだろう。そこに住む私たちもまた、それぞれの位置を見つけて収まったという感じがする。
家と人とは同じ時を共有し、ともに成熟していくものなのだろう。
( 黒澤)
完成時
現在
大和屋株式会社
〒360-0018 埼玉県熊谷市中央3-2
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