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  • 2021年11月15日(月)
  • コラム

ウッドショック

 農林水産省のHPに一般的な木造住宅の床面積1㎡あたりの木材使用量は0.19㎥と掲載されています。35坪家では22㎥位の木材が使用される計算になります。

 今年の春から世間を騒がせている『ウッドショック』では現在のところ8~9月位ごろに価格のピークを迎えたという見方が多いようです。(東京木材問屋協同組合報告)

 昨年の9月と今年の9月の価格比較

 米国産集成材梁は2倍、欧州産集成柱は2.7倍、国産構造材杉2.3倍、べニア1.14倍になりました。

 今後は高止まり、若しくは徐々に下がっていくという見方です。

価格高騰の要因は、①木材需要の増加 ②流通の費用の増加 ③投機的資金の流入 といわれています。

国産材の価格高騰は外国産の高騰に引っ張られていますので、外国産木材の価格の安定がポイントになります。

 しかし、木材以外にも鉄など資材の価格が上昇しているほか、原油価格の上昇は流通費用に加算される要因にもなっており、住宅費用全体を押し上げています。

 

 森の家の建築費用に占める木材の費用は家全体の10~15%位を占めていますので、影響は少なくありませんが、打ち合わせ期間が長くかかることをメリットと考えて頂き、着工のタイミングを調整させていただくことや、木の使い方を検討する等、価格への影響を最小にとどめる方策を取って、木の家の良さを今後も伝えてまいります。

 

 

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