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  • 2021年10月4日(月)
  • コラム

パッシブハウスとは?

パッシブハウスとは、23年前にドイツのパッシブハウス研究所が開発した省エネ住宅の設計メソッドで、曖昧な「高気密・高断熱」という概念に明確な基準を示しています。

 

◆ パッシブハウスの特徴やメリットは?

太陽と風に素直な設計をすれば設備依存率を減らせる

 パッシブハウスを省エネ住宅としてフォーカスすると本質から外れてしまいます。省エネは目的の一つではありますが、住宅性能を考え、太陽と風に素直な設計をすることで冷暖房エネルギーの少ない暮らしという手段の部分が重要です。

 

健康で快適に暮らせる

 日本の家は冬の寒暖差が激しく、ヒートショックのリスクが高いという問題があります。なぜ寒暖差が激しいかというと、光熱費を節約するために人の居る部屋の中だけ暖めるからです。パッシブハウスは家全体の断熱性能を高めて、通風や換気・日射取得・日射遮蔽(しゃへい)を工夫して、6畳用エアコン一台で40坪まで全館空調が可能です。身体に負荷のかからないストレスフリーな住環境を実現できます。

 

◆ パッシブハウスのデメリットは?

 設備を減らして光熱費を抑え、健康で快適に暮らせるというパッシブハウスですが、デメリットは建築コストが高い所です。高い断熱性能を得るためには、それだけ断熱材の量も必要です。

また、窓や換気設備なども高性能なものを使用するため、建築コストは上がる傾向ですが、イニシャルコストはかかっても、ランニングコストが抑えられるため、長年住めば元が取れる計算です。

 

◆ 立地に制約がある?

 パッシブハウスに適した立地とあまり適さない立地はあります。日射取得に恵まれた立地は有利です。逆に南に高い建物があったりすると、日影になって日射量が減るため、窓の位置や住宅の向きを工夫するほか、西向きや東向きの家は、夏場に冷房需要が増すため、外付けブラインドやすだれ、オーニングなどを設置して、日差しを遮蔽することもできます。

 

◆ 工期が長い?

 物件ごとに条件が異なるため一概にはいえませんが、土地選びに1年+設計に半年、着工から5カ月と、完成までに2年近くかかる場合もあります。設計段階で、じっくりと家づくりに取り組んでいただけるように打合せさせていただきます。

 

 

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