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  • 2021年8月9日(月)
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「3つの視点?」 ❜ 2021.6

 衣替えの季節となり、だんだんとあつい熊谷の夏を感じ始めて参りました(^^;

 土木や建築に「用・強・美」という言葉があります。

 これはローマ時代の建築家ウィトルーウィウスが提唱したものです。建築が有すべき三大要素として、「強がなければ用は果たせない、強と用がなければ美はカタチだけのもの、そして、美がなければ建築とはいえない。」と著書「建築書」の中で述べています。

 これは、家づくりにおいても同じで、用は心地よさや機能性、強は耐久性や耐震性、美はデザインや意匠性に、それぞれ当てはまります。

 一般的には、建築=デザインというイメージが強く、「美」の部分ばかりに関心がいきやすくなっていますが、建築の原理である3つの視点から考えることが重要です。この「用・強・美」全ての要素をバランスよく兼ね備えることで、ロングライフデザインになるといえます。また、用には機能美、強には構造美、美にも経年美というものがあり、住まいは時を重ねることでその美しさが増していくものです。

 では、予算の中でどのように家づくりを進めていくべきなのでしょうか?

 それは、家づくりの考えやこだわりを持った上で、メリハリをつけ優先順位をつけることです。家づくりには、あとで交換ができる所と難しい所があります。特には、基礎や構造、断熱やサッシetc.は交換がし難い所となります。あとで交換が必要な部分に費用をかけ過ぎるのはあまりおススメしません。

 お施主様と一緒に、先々の暮らしに寄り添う家づくりを、さらに追求しご提案をして参ります(*^_^*) 

 

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