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  • 2020年11月1日(日)
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第一種換気のダクトの汚れ 

『第一種換気のダクトの汚れの確認』

第一種換気はダクト式とダクトレス式があり、どちらも熱交換を行うものが今は主流となっています。

森の家では、新築住宅ではダクト式を採用し、リノベーション工事でダクトを通すことが困難な場合にはダクトレス式を採用しています。

 

お客様から質問の多いダクト内にゴミが溜まることやカビの発生について確認してみました。

(今回の換気装置はフィルター以外6年間清掃を行っていないものです)

換気の本体です。上にある銀色の管がダクトになっていて写真では見えにくいですが4本あります。

図にするとこのようになります。

OA:家の外の空気→換気本体

EA:換気本体→家から排出される空気

SA:換気本体→家の中

RA:家の中→換気本体

このような名称になっています。

表面のパネルを外すと六角形の熱交換素子がみえてきます。

フィルターは右がOA(外気→換気本体)、左がRA(家の中→換気本体)

OA側のフィルターは、外の空気をそのまま受けているので泥や虫で汚れています。

RA側はそれ程汚れていません。

素子はこんな状態です。

換気本体の中の様子

OAのダクト、フィルターの手前なので汚れています。

 

OA側のフィルターの手前の部分。ここが一番汚れています。

換気本体のファンの部分。

家の中から換気本体に繋がっているダクトの出口。綺麗です。

一番気になる、家の中に供給されるSAを見てみます。(SAの換気口)

換気口を外した内部。

ダクトの中

 

一通り確認が終わったとことで、フィルターの清掃を行い復旧しました。

通常の使用で汚れる外気が面する部位は、汚れていましたがフィルター後にカビの発生や気になるような汚れは発見できませんでした。

 

最後にちゃんと作動しているか確認します。

3.8m/秒 ×10c㎡ の風量が確認できました。

ダクト式の換気の場合、配管するダクトが家の断熱の内側にあることがポイントになります。

今回の点検では、天井裏の部分も床下の部分も断熱された中にある為か、ダクト内にひどい汚れはありませんでした。定期的に確認をしていきたいと思います。(井野口)

 

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