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  • 2020年7月6日(月)
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モアっとした空気☔

こんにちは

☔じめじめした天気が続く、梅雨真っただ中ですね。

 

部屋の中でもモアっとしたところが苦手な方多いと思います。

このモアっとの正体は、湿度です。

 

では、どのくらいになるとモアっと感じるのでしょうか?

人が感じる温度「体感温度」は、温度の他に湿度、風、輻射熱が影響しています。

さらに、人の活動量(代謝量)や着衣量によって変わってきます。

人によって違いがありますが、不快指数が75を超えてくると多く人が不快と感じてくるようです。(上の図)

夏は絶対湿度を12g/kg(下の図0.012)を下回るようにすると快適といわれています。

上の図で黄色の実線28℃ 相対湿度50%で絶対湿度11.8g/kg 、不快指数75.7 このあたりが境目でしょうか。

 

 

梅雨のこの時期、モアっとした空気を快適にするためにエアコンで冷房を使用されると思います。

輻射熱は、壁や天井、窓、床などの表面の温度が影響してきます。

熱の高いほうから低いほうへ影響しますので、表面温度が高いと部屋の中にいる人への影響も高くなっています。

晴れた日のじりじりと照付ける太陽には、壁や天井、床の断熱や窓の日射遮蔽が効果的です。

 

一方、雨の日のジメジメの不快感は湿度による影響が大きく、サラッと快適にするためにエアコンで冷房や除湿をして湿度を下げる事が有効です。

外の温度が低いからと窓開けて通風することで外の湿度が家の中に入れてしまうと、上の図の26℃相対湿度85%のような環境になります。その時の絶対湿度は18g/kg,不快指数は77になります。温度はそれほど高くないのに暑く感じるのはこれが原因のようです。

また、窓を開けなくても隙間の多い家の場合は、窓を開けたのと同じような状態になり、エアコンをつけても湿度が下がりにくい状態が続いてしまいます。

1つの空間の中で、夫婦で過ごすような場合、1人は暑く感じ、1人はそう感じないこともあります。

活動量(代謝量)の違いからそのような差が出ると考えられています。

パッシブハウスのような断熱に優れた家の場合、家にエアコンが1台しかついていないケースもあります。

1台のエアコンで賄えてしまう断熱性の良さが仇となってしまいます。

 

そのような場合は、体感温度を決める要素の1つ、風を使ってみてはいかがでしょうか?

室温28℃ 相対湿度50%  風速0m/s     の時 体感温度は25.3℃

室温28℃ 相対湿度50%  風速1m/s     の時 体感温度は23.2℃

室温28℃ 相対湿度50%  風速3m/s     の時 体感温度は21.9℃ 

風速3m/sの時で体感温度は3.4℃下げられるといわれております。

扇風機やサーキュレーター、シーリングファン等を使用すると不快感を軽減できそうです。

 

モヤっとした日も、工夫しながら、快適に過ごしましょう。 (井野口)

 

 

 

 

 

 

 

 

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