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  • 2020年4月20日(月)
  • 住まい考

「厚さではない?」 ❜ 2019.11

台風19号により被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

熊谷市周辺では、荒川が一時、氾濫危険水位まで達しました。これまで見たことのない光景に、自然災害への怖さを感じました。改めて防災意識を高め、普段からの備えの必要性について考えさせられました。

 森の家では、「年間を通して快適な住まい」を常に考えています。どうすればもっと性能がUPしコストダウンできるか?へチャレンジしています。住宅性能を上げる手段として、断熱材の性能を上げる必要があります。

「断熱材が厚いので冬暖かい!」という勘違いをしてしまう方が多くいます。よくよく考えてみるとわかりますが、断熱材には種類がたくさんあり、それぞれ熱の伝わりやすさに違いがあります。

例えば、森の家で使用しているフェノールフォームの熱の伝わりやすさは0.020W/㎡・K(熱伝導率)です。一般的に使われている高性能グラスウール(HG16K)の熱の伝わりやすさは0.038 W/㎡・K(熱伝導率)です。[断熱材の厚さ÷断熱材の熱伝導率]が熱抵抗値(大きいほど〇)として、断熱性能の指標となります。フェノールフォーム100mmと、高性能グラスウール190mmが同程度の断熱性能となります。断熱性能は厚みだけでなく、熱伝導率も見る必要があることを、ご理解いただけると思います。

家づくりを検討される際には、性能値をちゃんと計算・比較し、その数値の意味を理解することが大切です。また、実際に体感してみる事が重要です。

私たちも、森の家オーナー様の暮らしの声をお聞きしながら、住まい手も造り手も一緒に楽しめる森の家を、さらに追求して参ります。

 

森の家 断熱材 フェノール  高気密高断熱

 

森の家 断熱材 グラスウール  高気密高断熱

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