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  • 2019年4月23日(火)
  • コラム

畳は大気中の水分を吸収・放出する調湿機能(湿度調整機能)を持っています。夏のジメジメとした不快な湿気は畳が吸収して室内の湿度を抑えてくれます。冬は乾燥した室内にイ草が含んでいる水分を放出してくれるので、乾燥を防ぐ役割を果たしてくれます。

 

また原料であるイ草が1本1本空気を含んでいるため、高い断熱性能を持っています。断熱対策として用いられる二重窓や複層ガラスは、二枚のガラスの間に空気の層を作ることで断熱効果を高めているのと同じように、空気を多く含む畳にも断熱効果があるのです。

 

そして、畳に含まれる空気は、遮音性能を高める役割も果たしています。イ草に含まれる空気が音を吸収するため、畳の部屋は遮音性が高くなります。また、衝撃音をやわらげる効果もあるため、足音が響きにくいメリットもあります。

 

新しい畳はイ草の良い香りがしますね。イ草のフィトンチッドという芳香成分には、精神をリラックスさせる効果があります。イ草の香りを嗅ぐと落ち着くのは、イ草の香りに沈静効果があるからかもしれませんね。

 

このようにメリットがたくさんある畳ですが、一方で自然素材であるがゆえにデメリットもございます。

 

素材であるイ草が磨耗しやすいため、3~4年に一度の表替え、10年程度で畳床を交換することが望ましいと言われています。また、畳が湿気を吸い込んだ状態が続くとダニが発生しやすくなります。こまめに掃除と換気を行っていればダニが発生しにくくなります。

 

畳は素材としてイ草が通常使われていますが、他の素材もございます。森の家に来られたお客様は、和室に入られた時、やわらかい感触に驚かれ「あれっ・・」と首をかしげられます。「強化和紙の畳です」とご説明するとまた驚かれます。

 

強化和紙の畳の良いところは農薬などを使用していないので、化学物質に敏感な方や、赤ちゃんの肌にも安心してご利用いただけます。また色焼けしないので表替えをしなくてもよく、ほぼ新品の美しさを10年以上保ち続けます。そしてイ草に比べて丈夫で、お手入れも簡単です 。飲み物をこぼした時でも、拭くだけでキレイになります。価格が少し高めですが、長持ちすることを考えるとコストパフォーマンスは良い畳です。

 

森の家の展示場で、ご確認ください!

 

森の家 強化和紙畳 色やけしない畳

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