世界最高レベルの断熱設計「パッシブハウス」

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世界最高レベルの断熱設計「パッシブハウス」

温度差のない家をつくる

この温度グラフはパッシブハウスに認定されている森の家の展示場のグラフ


温度グラフ04-1

無暖房で日光の熱のみで昼間は室内温度が上昇し、朝方は下がりますが17℃を維持しています。このとき外気温は氷点下になっている日もあります。 また、1階の玄関と2階の温度差がほとんど無いこともパッシブハウスの特徴です。



■測定日:2013年8月9日 埼玉県熊谷市
・正午12:00の気温:摂氏35.3度(気象庁熊谷地方気象台データ)
・測定方法:設置温度計(外気温)、赤外線センサー式温度計(室内)
・いずれも直射日光の当たらない日陰での測定 ・無冷房

一般的な住宅の場合、天井最上部や窓際は40℃に達します。パッシブハウスでは優れた断熱性が発揮され、室内のその他の場所とほとんど変わらない温度を実現しています。このようにヒートショックがほとんど発生せず、身体へのストレスは最小限に抑えられます。


サーモ図

ランニングコストの低い家

家の中どこにいても体感温度が変わらないパッシブハウス。さらに、パッシブハウスではこの快適を冷房や暖房をほとんど使わないで実現することができます。発電所では、家庭で使う電力の2.7倍の電気を作らなければなりません。電気が運ばれてくるまでの間に放電してロスしてしまっているからです。どんなに最新の省エネのエアコンであっても、使えば、必ずエネルギーロスが生じます。本当の省エネとは、「エネルギーをできるだけ使わない暮らしをすること」なのです。大和屋では家を建てる際に「家の燃費計算」を行います。家の中の快適性を維持するために、断熱はもとより、通風や換気・日射取得・日射遮蔽を工夫し設計します。家そのものが省エネになるので、いくつもの冷暖房機械はいりませんし、お住まいになってからのランニングコストも大きく減ることになります。

人と環境にやさしい家

エネルギーを使わない家とは、「自然のエネルギーを上手に活かす家」ということです。さんさんと降り注ぐ太陽、気持ちよく通りぬける風、昼間の暖かさ、夜の涼しさ。この自然の恵みを活かす技術を私たちは持っています。断熱に加え、冬はエネルギーロスの少ない窓、夏は日射しをカットできる外付けブラインド、太陽熱温水器など・・・。太陽の豊かな恵みを、最大に受け入れながら、人にとって最もやさしい住まいを実現する。 これが、パッシブハウスの考え方です。

パッシブハウスの基準を満たす家づくりには、いくつかポイントがあります。
窓

一般の住宅で、エネルギーロスが最も多い場所は「窓」です。夏の冷房時、従来のアルミサッシ(開口部)から熱が入る割合は71%。冬の暖房時、熱が従来のアルミサッシ(開口部)を通過し、流出する割合は48%にもなります。パッシブハウスの冬の熱源は窓からの太陽の熱(ダイレクトゲイン)が重要です。
窓について考える際のポイントは、
① 冬の日射を入れる量 (日射取得量)
② 冬の室内の熱が逃げる量(熱損失)
③ 夏の日射が入る量 (日射遮蔽率)
④ 風の通り抜ける (通風デザイン)



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土地の形状と周辺の日射の障害物を考慮し、冬の日射を取得する窓を効率的に配置します。 夏の日差しを遮る軒や庇を屋根形状とバランスよくデザインし、太陽から入ってくる西日をLowEガラスや外付けブラインド、よしずなどを使い家の外で遮蔽します。



①窓の性質

森の家展示場には高性能木製サッシを使用。窓の熱の伝わりやすさを示す指標にUw値がありますが、数値が0に近いほど断熱性能が高い窓といえます。展示場の木製サッシは、Uw値0.73。トリプルガラスは、3枚のガラス層の間に、2つの空気層があるため、ペアガラスよりも断熱効果が高くなります。



②取付け場所・大きさ

太陽熱を有効に利用する工夫が重要です。 プランの段階では、家の方位や隣家の配置を考え、冬の日射取得量を増やすように窓を配置します。夏は軒や外付けブラインド日射を遮ります。結果、南側の窓が大きくなり、明るく開放的な室内となります。また太陽熱を利用した真空管型温水器は、給湯で使用するエネルギーの約80%を補うことが出来ます。


冬は恵みとなる太陽熱も、暑い夏には取り入れない工夫が必要となります。ポイントは、「外で遮断すること」。断熱性能の高い家では、いったん室内に取り込まれた熱は排出されにくくなるからです。



そこで日射を窓の外で遮ることが重要になりますが、基本的には軒や庇で日を避けます。設計上どうしても軒や庇で防げない窓がある場合は、陽射しを最大92%遮ることが可能な外付けブラインドなどを設置します。熊谷の暑い夏を涼しく過ごすために大事な工夫です。



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断熱材

地域や立地条件によって、必要な断熱材の厚さは違ってきます。私たちは一軒一軒、現地調査し、それぞれの家に合わせた設計をします。どの家でも同じように快適な室内条件を得るために、断熱材や窓、換気装置、冷暖房設備をトータルでご提案いたします。 森の家展示場では、壁には300mm、屋根に380m、基礎100mmの厚さの断熱材、木製サッシ、熱交換型換気、小さなエアコン1台で全館24時間、快適な室内環境を実現しています。

木質断熱材の特徴として挙げられるのが「蓄熱性」です。木質断熱材は、他の断熱材と比べて、比熱(物質温度を上げるのに必要な熱量)が大きいので、温まりにくく、冷めにくい性能をもっています。季節に合わせた暮らし方で、夏は夜間の涼しさを貯め、冬は日中の暖かさを貯めこむことが出来ます。そして室温の急激な変化がないことで、身体ストレスの少ない快適な家が実現します。その他にも、吸放湿性、遮音性など、木質断熱材には優れた点がたくさんあります。



コストパフォーマンスに優れたウレタン断熱



ウレタン断熱のメリットは優れた断熱性能(熱伝導率0.021 W/(m・K))にあります。

その他の断熱材と値が低いほど高性能な熱伝導率で比較すると以下のようになります。


断熱材

ウレタンの充填断熱と外張り断熱のW断熱を合わせて採用しています。 高い断熱性能から壁や屋根の断熱材の厚さをウッドファイバーの1/2で同程度の性能を得あられることが出来ます。 また、ウレタンは透湿抵抗値が高いことも特徴です。 湿気は湿度の高い方から低いほうへ移動する性質がありますが、ウレタンの透湿抵抗により水分の移動が起こりにくく、壁内結露の心配もなく安心して長期間使用することが出来ます。


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換気

気密性の高い家では、計画的な換気が必要です。室内のCO2濃度が高まると、人体に影響を及ぼすからです。とはいえ、従来の換気システムでは、エネルギーロスが大きい。森の家では「熱交換型換気システム」を採用しています。

熱交換型換気システムは、給気・排気の際に、空気と一緒に捨ててしまう熱を回収することができるシステムです。屋根や壁の断熱をしっかりと行い窓の性能を高めていくと、換気による熱の損失の割合が上がってきます。熱交換型換気システムを導入することで、エネルギーロスを減らすことができます。フィルターは水洗いOKで、定期的にお掃除が必要です。

自然エネルギー設備

パッシブハウスの考え方は、設備を否定するものではありません。 太陽光など、自然の恵みを活かす現代技術は取り入れるべきと考えています。

展示場には、「太陽熱湯水器」が付いています。一般には太陽光発電が知られていますが、家の性能を高くしていくと、冷暖房に使用するエネルギーの比率は減少し、給湯に使用するエネルギーの比率が増大してきます。400Lタンクを装備した真空管型の太陽熱温水器を、お風呂やキッチンでの給湯に使うことでその80%の給湯エネルギーを節約することが出来ます。

私たちには、長年の研鑽の結果、世界水準の省エネ住宅をつくる技術があります。
その技術力をベースとし、お客様ひとりひとりの家に合わせたプランをご提案しています。
森の家は、お客様と共に造り上げる自由設計。安心・快適そして家族の幸せを標準装備として、外観、間取り、設備、価格などさまざまなご要望にお応え出来ることが、森の家の魅力のひとつです。

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